【テレビレビュー】「泣けるアイドリング!!! 自分で送って 自分で泣ける 自分へのファンレター」
2年前くらいからハマりだした番組、アイドリング!!!。
最近では長年リーダーを務めてきた遠藤舞が卒業し、グループ自体も一時的に2グループに分けるなど試験的な動きを見せてきたんですけど、個人的には前ほど熱を持たなくなってたんですが、ここにきての良企画!!
ちょっとこれを残さないのももったいないと思ったので、全編レビューという無謀なチャレンジでもしちゃいます(多分今後一切しません。今回でものすごい体力を使ったのでw)
「皆さんは泣ける手紙をもらったことはありますか?
自分が密かに努力をしていることを褒められたり、
また、自分に降り掛かった不幸を自分のことのように一緒に悲しんでくれたり、
人はそんな手紙を読むと、涙します。
皆さんは、そんな手紙を呼んだことはありますか?
僕はありません。」
「いや、正確にはおそらくそういったファンの皆さんの優しさや、家族の心遣い、色んな人の優しさにただ、気づけなかっただけなのかもしれません。
今になって、そういう感謝のなかった自分を悔やんでいます。
皆さんには絶対にそういう感謝のない人間にはなってほしくはない。
もっと色んな人の優しさに気づける人になってほしい。
しかし、携帯電話や、スマートフォンが普及した昨今。
なかなか、手紙そのものを貰う機会が少なくなってきました。」
「3年前、こんなことがありました。
ある日、仕事から帰り、郵便ポストを開けると、1通の手紙が入っていました。
もちろん僕宛の手紙でした。
しかし当時仕事が忙しかった僕は、忙しさにかまけてその手紙を読むどころか封筒を開けることすらせず、そのまま自宅の作業机の引き出しにしまいました。
それからまた数日後、同じ送り主から手紙が届いていました。
その手紙も僕は開けることをせず、引き出しにしまいました。」
「それから数週間後、ガスが止まりました。」
「きっと送り主は僕への優しさで料金を早く支払えと教えてくれたのかもしれません。
しかし僕は、当時まだ若かった僕は、そんな人の優しさに気づけず、
水でシャワーをあびることに…。」
「絶対に人の優しさに気づける人になってほしい。
そういう思いを込めて企画しました。
題して!
泣けるアイドリング!!! 自分で送って 自分で泣ける 自分へのファンレター!」
「うふふふ…泣いた?泣いちゃった?」
朝日「いや、後から気持ちグチャグチャになってきちゃってえー」
「ちょっとね、始まる前に泣かしてしまったかもしれないけれどね。
なかなかガスが止まった話で泣くの大変だったよ!」
企画説明。
まずはアイドリング!!!34号 佐藤麗奈から。
「佐藤さんへ。
去年加入してばっかで、まだわからない事もたくさんで、
不安な事がいっぱいあると思うけど、いつも一生懸命頑張っててスゴいと思います。」
すでに泣いている佐藤麗奈w
「一番後輩だから、大好きな甘いお菓子の差し入れも先輩が取って全然食べれないし、入り時間が早くて眠れなかったり、
先輩関係で色々大変なこともあると思いますが、優しい先輩が沢山いるから、
いっぱい相談して自分にあった道を突き進んでください。」
「私は佐藤さんがいつも握手会とかで毎回髪型変えたり、
どんな話をしようかと日本語苦手なのに頑張ってたり、
ファンの方を楽しませようと努力してるのがすごく伝わります。
なので、私は何があってもあなたの味方なので頑張ってください。佐藤玲奈より。」
「いやー素晴らしい!全く何言ってるか分からなかった(笑)」
「しかし記録が素晴らしい!24秒!」
「要はどういう内容だったんですか?」
佐藤「要はぁ、一番後輩だから大好きな甘いお菓子が差し入れ来ても最初に取れないし、自分関係で努力してるのを」
「それあなたにとって泣くようなこと?(笑)」
「まさか本当に泣くとは思いませんでした」
「ばっかじゃねえの!(笑)」
「いかがですか観覧席の皆さん?」
外岡「いやすごいですねー。自己愛が強すぎて!」w
「瑠夏へ。
いつもお疲れ様。中二から親元離れてひとりで東京来て、まさかの5年目に突入したね。
はじめの頃はほんまに大変やったね。
13,14の自分には学校の、仕事の、部屋の掃除、がっこ、ん?
「部屋の掃除とか、洗濯とか、
色々両立が難しくて毎日のように狭い部屋でひとりで泣いたり暴れたりしたね。
1年間は寮に住んでたけど、その寮がちょっと汚くて選択するたびに白いバスタオルがだんだん黄色くなって、お風呂とトイレは共同で、疲れて帰ってきてお風呂入ろうと思っても、誰かが入ってて好きな時間に入れへんかったり、些細な事でイライラしてお母さんに当たって困らせたね。」
そろそろ親孝行しないと。
瑠夏もちゃんと卒業して、あ、高校もちゃんと卒業して。
心が汚れてない素敵な大人になれるよう頑張ってね。」
倉田「ちょっと(泣くの)無理でした(笑)」
「惜しかったねー」
倉田「ちょっと無理でしたすみません」
「汚れた大人になった証拠なんですね」w
「他の方ちょっと泣いてますね」
「橋本さんボロ泣きじゃないですか!」w
橋本「なんかちっちゃい時にぃ、大阪とか行って、
なんかなんか大阪でひとりなのに東京に一人で来てすごいなあって…(泣)」
倉田「いまの瑠果ちゃんと同じ年くらいに出てきたんです」
「そうだよね実家を離れてそれを思ったら」
橋本「すごいなあって…(泣)」
「橋本さんは今回すごい記録が期待できるかなと(笑)」
「朝日奈央さんへ。初めてお手紙を書きます。
奈央さん、20年間生きてていろんなことがありましたね。
小学生の時に出場したわんぱく相撲大会を覚えてますか?
あの時、絶対に優勝したくて毎日のように相撲の練習したよね。
練習期間中、風邪を引いてしまってとてもつらかったのにもかかわらず、
めげずに練習したのはほんとうに頑張ったと思う。
「大会当日は家族みんなが応援しに見に来てくれました。
お母さんが作ってくれた手作りの唐揚げ入りおにぎり。
作ってくれてとっても嬉しかったね。
あのおにぎり食べた後、試合もっと頑張ろうって思えたんだよね。
あの試合で優勝できたのもお母さんのおかげでもあると思います。
「おかあしゃん…お母さんに感謝です。
あの時、諦めなかった気持ち、家族の支え。
頑張ったし、家族がいたから優勝できたんだと思います。
もし何かに諦めそうになったら、あの頃を思い出して頑張ってほしいです。
「素晴らしい良い手紙でしたね」
記録は31秒。
「初めてお手紙書きましたか今回(笑)」
朝日「そうですね」
「みんなそうだと思いますけど(笑)。どうでしたか?」
朝日「そうですね、いい手紙でしたね。
あの頃は自分で思うほど頑張ってたんですよ。
今そういう気持ちを忘れてたりするじゃないですか。
だから諦めそうになった時、このことを思い出して頑張ろうって」
朝日「升野さんも絶対そうした方がいいと思います」
「アハハハッ!なんで!僕 頑張ってるじゃないですか(笑)」
「 観覧席どうですか?」
外岡「なんか瑠夏の手紙でウルウル来たんですけど、奈央ので完全に引いちゃいました」
「やっぱね、”おかあしゃん”がちょっとね(笑)」
朝日「バカにしないでって!」
続いてはアイドリング!!!32号 関谷真由。
「関谷真由さんへ、こんにちは。
アイドリング!!!になって約1年が経とうとしていますがお仕事には少し慣れてきましたか?
毎回毎回ステージが終わるたびに反省点があったり、
悔しくてがむしゃらに練習したりして次こそは頑張ろうと思うけど、
緊張から思うように歌えないこともあったり、こうしたらいいかなって自分なりに練習しても、それが裏目に出て先輩に怒られてしまったりすることもあって…」
「でも、…でも、いまこうしてあなたがずっとやりたかった大大大好きな歌やダンスをすることをお仕事としてやらせて頂いて、
そしてそして、ずっとたくさんたくさん迷惑をかけた家族や学校の先生、友達みんながいつも応援してくれて本当に幸せな環境に今あなたはいるんだってことをこれからも絶対に忘れてはいけないと思います」
「同期の中では一番年上で、みんなよりもたくさん注意されたり怒られたりすることもあるけど、
これからも努力を惜しまずに日々成長できるように頑張ってください、応援しています。関谷真由より」
「そっかNEO*1の中では最年長なんだね。
そういう最年長なりの辛さみたいなものもあったんだね」
記録は1分8秒。
関谷「でも結構関係ないようなことも言っちゃいました」
「アド?アド入っちゃった?」w
「大川藍さんへ。
大川さんはアイドリングで6年目で、上京してきて6年目ですね。
最近はあまりお母さんとも電話してないんですよね。
大人になりましたね。
出てきた当初は誰も知ってる人がいなくて、右見ても左見ても標準語で寂しくって辛かったでしょうね。
上京してきた当初はひどかったらしいですね。
寮でいっぱい泣き叫んで、一緒の部屋やった能年玲奈*2にもひかれて、いろいろ大変でしたね。
みんなから愛される朝日を羨んだ時もあったみたいですね。」
「自分に自信がなく辛く悩んだみたいですね。
それでも頑張ってエライなと思います。
お母さん、家族を喜ばせるために頑張ってるの知っています。
バラエティ番組の収録とか、人見知りで共演者の方ともお話できず、
面白いこと言わないとっていうプレッシャーで怖いけど、お母さんが喜ぶからという一心で頑張ってるんですよね。」
「親孝行しようと頑張ってますね。
これからも大川さんらしく頑張ってください。以上です。」
結果は36秒。
「あの、途中から「おぼいます」と山瀬まみさんのマネで我々を楽しませてくれて(笑)」
「そちらはどうですか?」
長野「大川がスゴい苦労してること見ていたんでえー(泣)」
「では長野さんは退場して頂いて(笑)アハハハ(笑)」
朝日と抱き合う大川
「橘ゆりかさんへ。
番組では存在感がないと言われているね。
本っ当に無いと思う」
「それでもガヤを頑張ろうとしたり、相槌をたくさん打っているね。
けして日は当たらないけど、私はそんな橘ゆりかを応援しています(鼻水)」
ほんとに食べていくのも精一杯だと思う。
狭い部屋でコンビニ弁当を泣きながら食べたこともあったね。
とにかく今は耐えよう。
いつか滋賀県に置いてきたあらいぐまラスカルたちのぬいぐるみを、
広いおうちに迎えられるように今ある仕事頑張ろうね。
ラスカルと一緒にラスカルとおんなじくらいの気持ちで応援しています。
これからも頑張ってね。以上です。」
「あの、涙は全く出てなかったですけど、鼻水は10秒位で出てたんですよ(笑)」
「戸部さんは知らないと思いますけど、この娘かならず鼻水が出るんです(笑)」
「さあ!大本命が来ました!」w
最後はアイドリング!!!33号 橋本瑠果。
「瑠果ちゃ…ん…へ(号泣)」
「私の名前は橋本瑠果です。
瑠果ちゃんは本当にちっちゃいですね。背が伸びないってすごくかわいそう。
一生懸命ご飯食べてください。」
「わたしは瑠果ちゃんのためにお金をためて頑張っています。
瑠果ちゃんはものすごく遠くから通っていてすごいですね。
あと、みんな知らないけど、寝る時に背が2mになる夢を見るように寝ると背が伸びるよってママに言われたから、
毎日夢を見るように寝てたけど伸びなかったんでしょ?
私がそんなことになったら、かわいそうで泣けてくるよ」
「頑張ったねお疲れ様。
私は瑠果ちゃんがバテバテになった顔を見ると感動します。
これからも色々挑戦していることを楽しみにしています。
橋本瑠果より。」
記録は38秒。
「安定感がありますねーどうでしたか?」
安定感がありますねどうでしたか?
橋本「ママに夢を2mになるふうに見れば、朝起きたら2mになってるよって言われたんですよ」
「夢で見ろとイメージすることが大事だと」
橋本「そしたら毎日そうやってやってたんですけど、見れなくて、結局このまま…です」
「なるほどー、どうしたらいいんだろう?
今度ちょっと事務所に相談してみよっか(笑)」
最終結果は24秒で佐藤麗奈の優勝でした。
アイドリング!!!って現存のアイドルグループの中では歴史が長い方で、
今回参加したメンバーの中でも5年選手がざらにいたりするんですよね。
そんな中での自分の歴史を振り返る手紙企画。
古株メンバーは苦労話や、自分の持ち味を活かしながら結果を残すし、若手メンバーもキチッと号泣しつつ、その号泣に見合わない手紙の内容としっかり見どころを作る活躍っぷり。
冒頭のバカリズムの手紙ネタから、オチまで文句無しの傑作でした!
やっぱりアイドルバラエティー番組としてはアイドリング!!!がひとつ飛び抜けてるのを再確認できた良回!レビューして良かった!
もう絶対レビューやんねーぞ(小声)
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