「死神くん」最終回を振り返ってみよう
あー終わっちゃったー!!
嵐・大野智主演で始まったドラマ「死神くん」も6月20日付の放送を持って最終回を迎えました。
兎にも角にも、「死神くん」というマンガが陽の目を浴びたことはこれが初めてじゃないかというくらいのニュースだったので、この数ヶ月間は、その中のエピソードがどういう形で実写化されるんだろうとワクワクする日々でした。
ちなみにドラマ化が発表された時、勝手にどの話が実写化されるか予想したんですがその内容がこちらです。
第1話 「STOP!!ザ・じ・さ・つ」
第2話 「心美人」
第3話 「死神くんVS悪魔くん」
第4話 「歌あるかぎり」
第5話 「神の選択」
第6話 「うそつき探偵団」
第7話 「蛍祭り」
第8話 「娘どろぼう」
で、実際に放送された内容がこちら。
第1話 「心美人お迎えに参りました!
あなたの命はあと3日 最期は僕が傍にいる」
(原作:「心美人」)
第2話 「悪魔誕生
デスノートで上司のいじめに復讐する男!?」(原作:「いじめの構図」)
第3話 「あの海へ
余命2日の令嬢と愛の逃避行〜死神VS悪魔」(原作:「海へ…」)
第4話 「神の選択
密室火災…取り残された5人の運命は!?」(原作:「神の選択」)
第5話 「老夫婦の幸せ
〜オレオレ詐欺の孫に悪魔が囁く…!!」(原作:「老人の幸せ」)
第6話 「だまされ上手!?
〜結婚詐欺師に1000万貢ぐいい女」(原作:「だまされ上手」)
第7話 「芸能界の女帝バトル…!?
栄光の人気歌手の最期の歌」(原作:「歌あるかぎり」)
第8話 「最終章!!ピーマンと僕の生きる道」
(原作:「ピーマン食べた」)
第9話 「さらば優しい死神!!最期は僕の傍にいて」
全9話中、3話的中!という何とも中途半端な結果に!!
まああくまで予想は予想ですからねー気にしてない気にしてない(棒読み)
で、全話見終わっての感想なんですが、ドラマ「死神くん」は話によって監督が変わるという手法を取っていたために、原作を活かした回や、はたまたオリジナルに近いくらいアレンジを加えた回など様々な内容になっていたように思います。
個人的な好みだと、第3話、第4話、第9話あたりでしょうか。
自分の中での原作「死神くん」の解釈は、「あくまで死神くんは余命の伝達者。主役はそれぞれの話の主人公」なので、第3話の柄本時生、杉咲花、第4話の 臼田あさ美、安田顕、平岳大、佐藤仁美、第9話の田中圭はとにかく主役として活きていて見えたんですよ。
特に最終話の第9話。この話に関しては原作の原型がないくらいの脚本で、結末すら予想できないスリリングな展開、田中圭の鬼気迫る演技、そして死神くん、悪魔くんの思いがけない行動など、結末へ向かうにつれてヒートアップしていく内容に目が離せませんでした。
全9話見終わって、大野君の死神くん、すごい良かったと思います。
彼なりの優しく、とぼけたキャラクターの死神くんが画面の中で一喜一憂するのは見ていてワクワクしましたし、命を描く場面ではハッとされられたりもした。
そんな大野君の死神くんとお別れするのはすこしばかり寂しいです。
ドラマを見て、もし原作を見ていないという人があれば是非見てみてください。
ドラマでは描ききれなかった素晴らしい話がまだまだあります。
そして、ドラマとは違う死神くんのラストシーンも確認してくれると嬉しいです。
*1:原作の欄はあくまで筆者の判断によるもので公式発表ではありません