ハロプロ楽曲大賞'17

 

 

 

 割と最近になってハローにハマった人間なので、最初はこの企画自体も全ての項目を埋められないくらいの浅はかな状態で参加していましたが、今ではすっかりハロコン現場にも参戦し、現場で現役メンが歌う過去のハロ曲も掘り返し、触れ、その楽曲の多様さに更に惚れ直すという魔のハロープロジェクトデスロードに完全にハマってしまった僕です。こんにちは。

 

 で、今年もハロ界隈 色々なことがありすぎて、この投票が始まった段階できちっとノミネート曲を振り返ってみたんですがまあ絞りきれないこと絞りきれないこと。

 なので、良曲なのは勿論のこと、思い入れの深さがより深い曲をランクインさせました。(じゃないと20曲くらいになっちゃうもので)

 

 ということで、その思い入れが偏リ過ぎた結果、歪すぎることになった投票結果を発表したいと思います。だいたいあのお方の引退が悪い。

 

 

 

 

楽曲部門

 

  • 5位:地団駄ダンス / Juice=Juice
地団駄ダンス/Feel!感じるよ 初回生産限定盤A(DVD付)

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 どうしたJuice=Juice。

 

 

 そう言いたくなるくらい、今までのJuice=Juiceからかけ離れた世界観の9thシングル。

  

 今年のひなフェスで初披露された時は「とうとうアップフロントもトチ狂ったか」と思いましたが、実際にあのJuice=Juiceによる圧倒的な歌唱力と、非凡なダンススキルで

この現代に蘇った踊り念仏、コミカル祭り囃子、赤羽橋で密かに行われた浅草サンバカーニバルというべき奇曲を歌い踊られたらもう笑うしかない。

 正直、グループにとっての重要性と言う点では『Fiesta! Fiesta!』のほうが評価されるべきだとは思うのですが、楽曲だけ見てハロープロジェクト全体としてのアクセントという意味では、この曲をJuice=Juiceが歌うという意味はデカイんじゃないかと。

 7人体制になる前にこういった形でグループの幅を作れたことは全然アリだと思いますし、後にどこかのグループがカバーしたりすると考えるとひたすらにワクワクしかしない。そして何より発表時のインパクトという意味で今年一番だと思ったので、ランクイン。

 

 

 

 

作詞:児玉雨子

作曲:BLACC HOLE& NOBB-D

編曲:BLACC HOLE&NOBB-D with T

 

 

Good Boy Bad Girl/ピーナッツバタージェリーラブ(B)

Good Boy Bad Girl/ピーナッツバタージェリーラブ(B)

 

 

  はぁ……カントリー・ガールズ尊い……。

 

 ももちのしっとりした優しい歌声から始まるカントリー・ガールズ5thシングル。

 

 ここ最近はカントリー・ロック調の楽曲が増えてきたカントリー・ガールズですが、ここにきて原点回帰のようにド直球なガーリーソング。

 今年はなんとも数奇な運命をたどることになってしまったカントリー・ガールズですが、2017年はとてもグループのコンディションが良く、嗣永桃子PMの引退に向けての公演ひとつひとつがまさに完璧。

 先述したカントリー・ロック調の楽曲や『恋はマグネット』のように大人びた楽曲も武器にしながら、グループ内の関係性や結束性がズバ抜けて良いので掛け合いが見ていてまあ楽しい。

 そうした中でこの『ピーナッツバタージェリーラブ』ですよ。

 ここまでグループの幅を活かしつつ活動しときながら、結局「かわいい」という最高の武器で殴りつけてくるその破壊力ったら。そのまま冥界に落ちてしまいたい。

 

 なんだかんだでアイドルにとって「かわいい」っていうのは最大の武器なんだよなと再確認させてくれた1曲ですし、この可愛らしい女の子全開の曲を作ったのが20代ペルー人男性という衝撃。サンキューエリック。

 

 

 

 

作詞:エリック・フクサキ/三浦徳子

作曲:エリック・フクサキ
編曲:平田祥一郎

 

 

 

  またまたカントリーでごめんね。

  児玉雨子作詞ながら、PM嗣永桃子がファンに向けて、またカントリーメンバーに向けてしたためた手紙のような1曲。

 

 

 未熟者は将来がある 
 未来しかなくてごめんね 

 

 

の一文は全てのアイドルに歌ってほしいような秀逸な歌詞だと思いますし、

 

 

 今だ 
 どうしようどうしよう幸せ
 明日の明日の幕開け
 困難・荒波・大歓迎 
 私なら大丈夫です 
 薔薇色の人生 

 みんなも最高です 
 薔薇色の人生

 

 

は、嗣永桃子本人がラストコンサートで言った

 

 

ファンの方から、『ももち、幸せになって』と声をかけていただいたんですが、私はビジュアルもいいし、愛嬌もあるし、しかも運も持っているので大丈夫な気がする。何よりもファンの皆さんの幸せを祈っています!

 

*1

 

 に通ずるような、まさにももち節を表したような歌詞だと思います。

 

 とにかく嗣永桃子がPMとして経験したカントリー・ガールズとしての集大成がこの『VIVA!! 薔薇色の人生』だと思いますし、是が非でもこの名曲をカントリーメンバーにしっかり引き継いで欲しい。そんなことを思いながら今日も彼女たちの薔薇色の人生を願うのです。

 

 

 

作詞:児玉雨子

作曲・編曲:加藤裕介

 

 

 

  • 2位:キレイ・カワイ・ミライ / PINK CRES.
crescendo

crescendo

 

 

  最初っから何てことを言うんだと思いますが、正直PINK CRES.及び、雅ちゃんにそれほど思い入れが無くて(まあBerryz工房Buono!への思いはありますが)、PINK CRES.の成り立ちやらオーディションもチェックしないまま、楽曲に触れたわけですがまあなんとも現代っぽい良曲じゃないですか。

 

 

 自撮り盛って投稿して「いいね!」
 数えやる気アップ!
 まぁ単純です発散ですデトックスです

 

 

 のような、まさに現代の女子目線を盛り込みつつ、”20代の働く女子代表”を体現し、狙うターゲットがしっかりした秀逸な楽曲。

 

 言っちゃえば、Berryz時代から雅ちゃんを追いかけていた男性ファンは全くターゲットじゃない曲なんですよ。だけど、この楽曲こそが雅ちゃんのやりたかったことであることは何よりもファンがわかってるはずだし、それを理解できるファンであれば、きっとこの楽曲が届くはず。だってこの楽曲こそが夏焼雅そのものなんだから。

 

 しかし、ここまで雅ちゃん中心に語ってきましたが、PINK CRES.には他にも雅ちゃんと同世代の小林ひかるさん、二瓶有加さんがいて、この二人を含めた上での女子会感が素晴らしいというか、ソロだとこの曲は活きない、というか生まれてもいないんじゃないでしょうか。

 

  ファッション性、ライフスタイル含め、ハロプロファンではない同世代の女子にも届きそうなコンセプト持ったグループなので、ちゃんと売り込んでくれればきっと面白いグループになるはず。

 

 

 

作詞:& STUDY

作曲・編曲:原田雄一

 

 

 

 

 

  1位もカントリーになっちゃってごめんなさいね。

 

 ということで1位もカントリー・ガールズですよ。

 まあ大体ベスト5中、3曲も入れるなよって話ですが、しょうがないもんね。だってこちとら嗣永桃子ラストコンサート見ちゃってるんだから。

 あんな素晴らしいコンサート見せられて、しかもその場面にガッチリカントリー・ガールズが絡んでいる姿見せられたら、そりゃ2017年は特別な思いを持っちゃうのは当然なわけで、自分は悪くないわけで、あんな素晴らしいさり際をした嗣永桃子が全て悪い。うん、そうに違いない。

 

 で、『リズムが呼んでいるぞ!』なんですが、この曲はカントリーではもうしばらくライブの定番曲となっていてファンにもおなじみの曲だったんですが、この度ももちのラストアルバムで待望の音源化となったわけです。

 その軽妙な曲調と、まるで音楽の授業のように観客を巻き込んだ手拍子講座、そしてももちPMと森戸ちーちゃんの可愛すぎる掛け合いなど、もう見どころ沢山のまさにライブでの鉄板曲。

  この曲中はその空間全てがカントリーのためにあるような多幸感に包まれ、歌詞にもあるようにすべてを忘れて踊りたくなってしまうような、そんなそんなカントリーにとっても、カントリーファンにとっても大事な曲だと思います。

 

  『VIVA!! 薔薇色の人生』でもそうだったけど、児玉雨子×カントリー・ガールズの組み合わせは間違いないのでまた新曲お願いしますというかマジでカントリー定期的に見たいのでマジ頼みます

 

 

 

 

作詞:児玉雨子

作曲・編曲:加藤裕介

 

 

 

MV部門

 

就活センセーション/笑って/ハナモヨウ(A)

就活センセーション/笑って/ハナモヨウ(A)

 

 

 

 『笑って』というタイトルに反して、つばきメンバーが終始真顔でシュールな行動をするという、一歩間違えるとただのイミフMVになりそうな危険な演出ですが、ビビットなカラーリングを活用して、サビではメンバーが笑顔で歌い出すなど、うまく曲の世界観を表現したMVだと思います。

 

 きしもんが正拳突きの風圧であんみぃの頭に乗ったリンゴを落とすシーンが好きです。 

  あとあまりのシュールな世界観にメンバーがただただ困惑しているメイキング映像。

 

  うん、好きです。

 

 

 

 

 

 

BRAND NEW MORNING/ジェラシー ジェラシー(初回生産限定盤SP)(DVD付)

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 なにこれ良すぎて100万回見れる。

 

 見てくれればわかると思いますが、こんなメンバーがイチャイチャしてるだけのMVそりゃいいに決まってるだろ!いい加減にしろ!ありがとうございます!!!!!

 

 とにかく終始、良すぎるシーンばかりなのでとやかく言いませんが、まーちゃんの「I Love You I Love You Forever」の舌の動きが100万点です。優勝。

 

 

 

 

 モーニング娘。10期メンバー工藤遥の卒業ソング。

 

 ちょっと別の話になるんですが、自分はアイドルの「卒業」という言葉があまり好きではありません。

 それは都合の良さを求めた言葉に聞こえてしまうから、グループにいられなくなり離れてしまうことを「卒業」という都合のいい言葉で誤魔化してしまうことに違和感を感じてしまうから。自身の不祥事や、そうではなくてもやり残したことがあるままグループを去ることは果たして本当に「卒業」と呼べるのだろうか。それは「脱退」でいいだろうし、少なくともアイドルを勤め上げたとはいえないほうのケースが多いのが現実だと思います。

 話は戻ります。

 「卒業」という言葉、そして卒業ソング、及び卒業コンサートはきちんとアイドルを勤め上げた女の子にだけ許される特権だと思うんですよ。だからこそ美しいし、そこに価値が生まれる。少し残酷かもしれませんが、そのくらいアイドルを勤め上げることは難しく、褒め称えたいことだと思ってるんです。

 

  工藤遥という女の子は恵まれた女の子だと思っています。

 若い頃から歌もダンスもお芝居もこなし、近年ではラジオのレギュラーや写真集も出すなどソロでの活躍も増えてきた誰もが目を見張る美少女、それが工藤遥という女の子。

 そして何より彼女は”仲間”に恵まれたと思うんです。

 

 このMVではバスの中でモーニング娘。というグループを表現し、路上を歩くシーンで仲間との出会いを表現している。

 彼女がバスの中で座っている場所は前を見れば後輩が元気にはしゃいでいて、横を見れば慕ってくるメンバーが寄り添い、後ろを見れば気心知れた同期や先輩が微笑んでいる。そんな暖かく恵まれた環境の中で彼女はふと車窓を見つめる。そこにはまだまだ未知の世界が広がっていて、これからひとりで歩むであろう道が広がっている。

 

 この記事を上げるに至ってひとつ悩んだことがあって、それは12月11日に日本武道館で行われた工藤遥ラストコンサートを観てから書くか、それとも観る前に書き上げちゃうか。

 結局、ラスコン観ました。そしてその判断は正解だったと思います。

 やっぱり彼女にとって一番のキーパーソンは”仲間”の存在だったし、特に10期という同期の存在は相当彼女にとって大きな存在であったと再確認できました。

 

 堂々たる卒コンでしたし、この曲も素晴らしい卒業ソングでした。

しかしそれも工藤遥という女の子が、一人前の女性になるまでちゃんとアイドルを勤め上げたから美しく輝けたのであって、決してお飾りのものではありません。

 あの場にいた全員が、いやそれ以上のファンが彼女の活躍を願って同じ想いでいたでしょう。

 「What can I do?」は「どうしたらいいだろう?」という18歳の子ならではの悩みを工藤遥の愛称「どぅー」に掛けた素晴らしいフレーズだと想います。

 そんな悩む彼女にそう言われたら私たちはこうして返してあげるのが一番なんじゃないでしょうか。

 

「I’ll see ”what I can do”」「私がなんとしてあげるよ」って。

 

 

 

推しメン部門

 

 

アンジュルム 佐々木莉佳子

 

 

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 すっかりモデルさんなのにすぐ泣いちゃう莉佳子かわいい

 

 

 

それでら!(・Д・)ノ