ハロプロ楽曲大賞'18
2018年、今年は個人的に何があったのかふと考えてみましたが、特に何もなかったのでこれはいいことなのか、悪いことなのか、切ないことなのか、ありがたいことなのか。
まあそんな毎日の中でもハロプロに名曲は産まれ続けてるわけで、そういうことの思い出だけは山ほどあるので今年もハロプロ楽曲大賞に投票しましたよ。
それでは師走のさなかで駆け足更新となりますが2018年の総まとめどうぞー。
楽曲部門
- 5位:SEXY SEXY / Juice=Juice
SEXY SEXY/泣いていいよ/Vivid Midnight【初回生産限定盤B】
- アーティスト: Juice=Juice
- 出版社/メーカー: アップフロントワークス
- 発売日: 2018/04/18
- メディア: CD
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これまで盤石の5人体制だったJuice=Juiceに梁川奈々美、段原瑠々が加わることが発表された2017年。そして2018年初のシングルとなった今作『SEXY SEXY』、前作『Fiesta! Fiesta!』のような強いビート感を残しながらも、7人体制のJuice=Juiceとしてまた新境地を迎えた”大人っぽいJuice=Juice”ソングの傑作だと思います。
ミドルテンポのトラックに色気を醸す歌声、艶めかしいダンスを魅せるある意味Juice=Juiceならではというアダルトなイメージの楽曲ですが、これを新メンバーの梁川奈々美、段原瑠々のふたりがさらっとこなしちゃうのがさすが。
大人と子供の狭間に悩む少女の心情を描いた歌詞もさすがつんく♂というべき仕事で、やっぱこういう楽曲を作れる人材と、歌いこなせる人材がいるというのがハロの一番の強みだと思います。
作詞・作曲:つんく
編曲:平田祥一郎
- 4位:Vivid Midnight / Juice=Juice
SEXY SEXY/泣いていいよ/Vivid Midnight
- アーティスト: Juice=Juice
- 出版社/メーカー: hachama
- 発売日: 2018/04/18
- メディア: MP3 ダウンロード
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あっ、またJuiceだ、しまった。
しかも『SEXY SEXY』と同シングルで発売された『Vivid Midnight』が4位です。不覚。
だけどこの曲いいですよね。まあ端的に言っちゃうとアレンジやMVからしてK-POPフォロワーの楽曲なんですが、ただのなんちゃってで済まさず、ちゃんと本物のK-POPに自分たちの味を乗っけるのがハロのすごいところで、作曲陣はガチの韓国クリエイター、それに今やハロプロの代表的作家である児玉雨子の歌詞が乗るとあっという間にハロになっちゃう不思議方程式。
前述の『SEXY SEXY』が大人っぽい雰囲気なのに対して、『Vivid Midnight』はちょっと浮ついたままの少女っぽい一面を見せてくれる振り幅も素敵です。あまりハロプロ特有の両A面シングル商法は好きじゃないのですが、これはいい方向にハマった好例かと。
作詞:児玉雨子
作曲:SEION、Tasco、Tenzo
編曲:Tasco、Tenzo
- 3位:春恋歌 / つばきファクトリー
低温火傷 / 春恋歌 / I Need You ~夜空の観覧車~(B)
- アーティスト: つばきファクトリー
- 出版社/メーカー: UP FRONT WORKS Z = MUSIC =
- 発売日: 2018/02/21
- メディア: CD
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つばきの季節に春が来た!
3位のくせに何言ってんだと言われそうですが、この曲ホント好きです。今年の春のシーズンこの曲ばかり聴いてましたもん。
自分自身好きな作家のひとりでもある鈴木秋則氏(ex.センチメンタル・バス)が作曲をしてるのももちろんですが、なんと言っても大森祥子さんの書いた歌詞が秀逸。
「ウグイス」や「シロツメクサ」などの春を感じるワードに「白いデコルテ」、「赤いペディキュア」など春の季節に色づいた自身を重ねる表現、そして「春に着替えようか」という衣替えと女の子の変化と重ね合わせた表現、何をとっても秀逸だと思います。
しかしつばきファクトリーにパステルカラーの組み合わせ、さいつよですね。
作詞:大森祥子
作曲:鈴木秋則
編曲:鈴木俊介
- 2位:禁断少女 / Juice=Juice
Juice=Juice#2 -! Una mas! -【初回生産限定盤】
- アーティスト: Juice=Juice
- 出版社/メーカー: アップフロントワークス
- 発売日: 2018/08/01
- メディア: CD
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Juice=Juiceハンパないってー。アルバム曲なのにめっちゃ名曲収録してくるもん。そんなん出来ひんやん、普通。
ということであまりの名曲ぶりに滝川第二キャプテン並にむせび泣いております。
すでにベスト5に2曲ランクインしてるのにまだJuiceかよって感じですけど、これJuice=Juiceの代表曲になっても良いくらいの名曲だと思ってます。アルバム曲なのに。
一見、メロディーや歌詞からはちょっと古くさい印象を受けちゃう楽曲なんですけど、それを今またリバイバルで復活してきてるシティ・ポップ風にアレンジすることで最先端の曲調になるというよく考えられたウルトラCみたいな楽曲。
もちろんこれもJuiceの歌唱力あって輝く楽曲なんですが、なんと言ってもCメロで高木紗友希のファルセット全開テク歌唱からの、伸びやかでパワフルな段原瑠々の超豪速球歌唱のリレーが完璧。あれだけでアルバム料金の元取れる。まあその直後の『ラブ・ストーリーは突然に』のようなギターのチュクチューンからの宮本佳林&梁川奈々美の胸キュン落ちサビも最高なんですけど。
こういう事言うとこの曲の部分部分すべて褒めざるを得なくなっちゃいますが、それだけこの曲が完璧なのと、アルバム自体傑作だったのでみんな買えって感じです。
作詞・作曲:大橋莉子
編曲:平田祥一郎
- 1位:46億年LOVE / アンジュルム
タデ食う虫もLike it! /46億年LOVE(通常盤B)
- アーティスト: アンジュルム
- 出版社/メーカー: アップフロントワークス
- 発売日: 2018/10/31
- メディア: CD
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結局はLOVEでしょ?そうでしょ!
最高を超える最高ってあるんですね。
ホント今年はJuiceが最高すぎて、『禁断少女』を超える楽曲が下半期出てくるのか、いや出てくるわけないよなと高をくくってたわけなんですが、ハロプロの動物園ことアンジュルムが最高のダンスチューン抱えて乗り込んできましたよ。
【朗報】アンジュルム新曲「46億年LOVE」の作曲がSMAP青いイナズマで有名な林田健司 https://t.co/om6GXwrknI pic.twitter.com/1ZWtSG9Rl2
— ハロプロちゃんねる (@hellopromovie) September 4, 2018
この第一報が届いたときにはもうすでに小躍りしていて、あの初期SMAPの黄金期を支えた天才SSW林田健司と、ハロプロ赤羽橋ファンクの申し子鈴木俊介、現在のハロプロを支える期待の若手女流作詞家 児玉雨子という考えられる最高の組み合わせ。
まあこの組み合わせで外れるわけがないだろうとハードル上げ上げの状態で聴いたらあら奥さん、これは時代を揺るがすほどの最高ダンスチューンじゃないですか!
やっぱこういう赤羽橋ファンクというか、ザ・ダンスチューンっていうのは今までモーニング娘。の独壇場だったというか、意図的に会社に楽曲を割り振られてた印象があったんですけど、ここに来てアンジュルムにハロプロの象徴ともいうべきど真ん中のダンスチューンが割り振られたということはこれはそうアンジュルムの時代が来たということ!(そうじゃないかもしれないけどそう思わせといてください)
もうホント言葉で語る必要もないほどインパクト与える楽曲なんですが、やっぱ落ち着いて聴くとアンジュルムの個性が活きた楽曲で、メンバーの歌声の幅の広さや、良い意味でフリーキーなダンスもすべてプラスの方向に働いた、自分の中の「アンジュルム好きでよかった!」が溢れて床上浸水しちゃうくらい素晴らしい楽曲です。
作詞:児玉雨子
作曲:林田健司
編曲:鈴木俊介
MV部門
- 3位:Loneliness Tokyo / 道重さゆみ
”夜の街を歩く 道重さゆみ”
まあ言っちゃえばそれだけのMVなんですけど、それで画になっちゃう道重さゆみがスゴイ。
山口県から出てきたひとりの少女がモーニング娘。という国民的グループで奮闘しながら最終的にはリーダーとしてグループ再復活の担い手となるっていうストーリーを知った上でこのMVを観ると、帳が降りた東京の街を孤独に闊歩する道重さゆみの画は意味を持ちすぎるくらいに強烈。
だからこそ余計な演出を入れないこのMVは強いし、ソロシンガー道重さゆみという存在の重みを感じられる秀逸なMVだと思います。
- 2位:タデ食う虫もLike it! / アンジュルム
タデ食う虫もLike it! /46億年LOVE(通常盤A)
- アーティスト: アンジュルム
- 出版社/メーカー: アップフロントワークス
- 発売日: 2018/10/31
- メディア: CD
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蒼井優さんありがとうございます。
ドラマ『このマンガがすごい!』の主題歌に起用されたこの楽曲。そもそもそれに至るまでの敬意も素晴らしいんですけど、今回は割愛させていただいてなんと言ってもこのMVのアンジュルム感よ!
「十人十色好きなら問題ない!」という10人別々の個性を持ったアンジュルムの自己紹介のような曲なんですが、それに加えて現代のスローガンのような言葉になっている
ダイバーシティ(多様性)というダブルテーマ、ダブルミーニングとなっている今回の楽曲。そもそも作詞作曲を担当した前山田健一は以前にもスターダスト所属のアイドル、たこやきレインボーにダイバーシティをテーマにした楽曲を書いており、
今回はそのテーマをさらにアンジュルムに研ぎ直したような出来合いになっています。
MVでは自身の好きなものに囲まれるメンバーの中、目を引くのが異色な経歴を持つメンバー川村文乃が林檎をかじるシーン。
アンジュルム新曲MVでかわむーがりんご食べてるんだけどね、それを見て上京するときのかわむーを思い出しちゃったよ😭😭
— パカ (@7_Alpaca) October 6, 2018
もはや字幕すらかわむー宛な気がしてきたよ😭
頑張ろうね、いっぱい応援するからね pic.twitter.com/R2VN9sQaeu
高知のローカルアイドルから夢であるハロプロアイドルを目指すために上京、その時彼女がかじっていたのは母親が持たせてくれた大好きなりんご。それを糧に彼女は夢であったハロプロ入りを叶えることになるのですが、そのストーリーを「誰も否定させるものか」のシーンに差し込んでくるのなんとも粋すぎる。
(彼女のストーリーはほんとに噛みしめるほどグッと来るものがあるので是非。)
- 1位:46億年LOVE / アンジュルム
タデ食う虫もLike it! /46億年LOVE(初回生産限定盤SP)
- アーティスト: アンジュルム
- 出版社/メーカー: アップフロントワークス
- 発売日: 2018/10/31
- メディア: CD
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結局はMV部門でも1位でしょ?そうでしょ!
もう最高。
楽曲部門でも言いましたけど、この楽曲に関しては語るより見てもらったものが全てで、縦ノリするスフィンクス&トーテムポールや、意気揚々とせり出てくる\46億年/の文字ひとつとってもバカっぽさ全開のサイコーのMV。
後日公開されたメンバーの初視聴時の様子がまたサイコーで、もうこれが全てっていうかこういう楽しさ全て取ってもアンジュルムの魅力なので『46億年LOVE』きっかけで知った人も是非アンジュルムを味わってほしいんですよ。魅力たっぷりなので。
推しメン部門
最年少メンバーが2人も加入したのでよりお姉さんっぽくなっていくのでしょうか。
それでら!(・Д・)ノ