アイドル楽曲大賞2016

 

 ウソ、もう年末なの?

アイドル楽曲大賞の季節なの?

ちょっとブログ1年くらい更新してないだけでもう年末なの?

アイドル楽曲大賞の季節なの?

 

 

 

だあらっしゃっああああい!!(重い腰を上げる音)

 

 

 

 

というわけでやります。

1年間サボってくせに何だとお思いでしょうがやります。

需要があろうがなかろうがやります。

読む人がいようがいまいg(以下略

 

 

 

メジャーアイドル楽曲部門

 

 

feel a heartbeat

feel a heartbeat

 

 

 

ももいろクローバーZ有安杏果のソロアルバムから1曲。

 

彼女自身初のソロアルバムとなったこのアルバム自体がよく出来ていて、川上洋平([Alexandros])、小谷美紗子など彼女のルーツとなる作家陣から楽曲提供されるなどもうこれ以上無いくらいの名盤と言っていいと思うのですが、何と言ってもリード曲であるこの「feel a heartbeat」の出来が素晴らしい。

 

作詞作曲も有安杏果自身が手掛けたこの曲は、彼女のソロコンサートで最初に披露されたとあって歌詞もそれになぞらえたような内容で彼女の歴史を思い描くとグッと来る内容になっています。

 


今日の日を待ちわびていたの

眠れない夜を越え


夢の中で何度も

繰り返し見た景色

 

 

アイドルとして7年、芸能界に入り芸能活動を始めてからは21年。

そんな彼女が横浜アリーナ単独ライブを成功させるまでのストーリーが詰まった素晴らしい楽曲だと思います。

そしてももクロとは違った彼女の魅力が感じられるアルバムなので未聴の方は是非。

 

 

 

 

作詞有安杏果

作曲:有安杏果/多保孝一 

編曲:Jin Nakamura 

 

 

 

RUN and RUN(初回限定盤)

RUN and RUN(初回限定盤)

 

 

 

アイドル楽曲大賞にMV部門があったら上位候補確実なのがこの曲でしょう。

 

公開するなりメディア各種で取り上げられ、”スマホジャック”という仕組みであれよあれよとバズっていったMVですが、曲自体はそれほど注目されてなかったように思うんですよね。

満を持してのメジャーデビュー曲、そしてライムベリー脱退後のhimeが加入という新体制で発表されたこの楽曲。

個人的に思ったのは、今までのlyrical schoolよりもこの曲がHip-Hopを意識した作りになっているなという事。

衣装に関してもそうですが、T-Palette Records時代よりよりBGirl色が強いものに変更され、より女性ラップグループとしての色が強くなったなと。

そして楽曲もブレイクビーツ感が強くなり、もともとライムベリーでガンガンラップをしていたhimeの加入もあってか、個々のスキルを活かした作りになっている。

今年はyumiの脱退もあり、来年はグループとしての真価が問われる年になりそうですが、メジャーシーンで活躍する唯一のヒップホップアイドルとして駆け抜けてほしいものです。

 

 

 

 

作詞:岩渕竜也

作曲・編曲:SUI

 

 

 

 

穴空

穴空

 

 

 

杉山勝彦 is BACK!!

 

 

エビ中のニューアルバム「穴空」からの1曲。

何が良いかってデビュー曲である「仮契約のシンデレラ」以降、エビ中には欠かせない存在の作曲家、杉山勝彦氏による久々の楽曲提供ということでこれは盛り上がらないわけはない。

そして中学生の恋愛をモチーフにした歌詞や、爽やかなメロディーが非常に心地よくて、「走らなきゃ息が止まりそう 君が好きで仕方ないの」という歌詞からは、先輩グループのももいろクローバーの「走れ!」、そしてDorothy Little Happyの「恋は走り出した」を連想させるような疾走感!!

ああ甘酸っぱい!甘酸っぱいじゃあありませんか!!

言いましょう!いい年した中年ですが言いましょう!!!!

 

大好物です!!!!!!

 

ありがとう杉山勝彦

「まっすぐ」もとてもいい曲だったのでこれからもエビ中をよろしくお願いします。 

 

 

 

 

作詞・作曲・編曲:杉山勝彦

 

 

 

  • 2位:オーケストラ / BiSH

 

KiLLER BiSH

KiLLER BiSH

 

 

 

最初に言っておくと、この曲に関してはあまり第一印象は良くなかったんですよね。

 

メジャー1stアルバムのリード曲というポジションとしては非道く退屈なストリングスを多用した汎用な曲。それが第一印象でした。

 

 

ただ、その印象はひとつのライブ映像でひっくり返されました。

 

 

 

日比谷野音で開催されたツアーファイナルで披露された映像。

 

この全てを昇華させるようなエネルギーにすべてを持ってかれました。

 

メジャーデビュー後のBiSHが掲げた「楽器を持たないパンクバンド」というキャッチフレーズ、BiS界隈のゴタゴタ含め全てスベってるとしか感じませんが、やはり松隈ケンタ手がける楽曲は素晴らしいし、それをこうして表現するアイドル達はかけがえがないもの。

そして目を見張るのはアイナ・ジ・エンドの刹那感。

喉の手術を発表したばかりの彼女。

彼女に感じるその場で燃え尽きてしまう、枯れ果ててしまうんじゃないかというエネルギーは唯一無二のものだし、BiSHの音楽性、パフォーマンスとかよりなによりも彼女の歌声こそが「パンク」そのものではないかと。

 

アイドルは永遠ではないし、儚いもの。

それを表現してくれた「オーケストラ」、そしてBiSHに感謝。

そしてアイナ・ジ・エンドの元気な姿、歌声を待っています。

 

 

 

 

作詞:松隈ケンタ、JxSxK
作曲:松隈ケンタ
編曲:SCRAMBLES

 

 

  • 1位:むてきのうた / ときめき♡宣伝部

 

むてきのうた(れもん盤)

むてきのうた(れもん盤)

 

 

先に言っておきます。

この曲はアイドル楽曲大賞上位には入らないでしょう。

知ってます。知ってるんです。

どうせ欅坂が上位でしょう。わかってるんです。

 

第一ときめき♡宣伝部がメジャーデビューしたことすら知らない人も多いでしょうよ。

いいんです。すべてわかってますよ。

だけどひとつだけ言いたい。言わせて下さい。

 

こうした埋もれた名曲を見出すのがこの企画の醍醐味でないかと!!

 

とき宣すっげえ良いグループなんですよ!

アイドル性という意味ではスタダ、アイドル界全体でもかなりレベル高いグループだと思ってるんですよ!個人的にはぁ!!!

 

ももクロからアイドルにハマった身としては、まさにあの頃のスタダアイドルのいいところをそのまま体現してるような彼女たちに目が離せないワケで。

正直、アイドルグループ飽和状態の現状、彼女たちがトップアイドルになるのは難しいでしょう。(5年前だったらどうかわかりませんが)

ただ、彼女らがやってることは間違いないし、彼女らがこういう歌を歌うことには大きな意義があると思ってます。

まだまだ足りない所だらけのとき宣ですが、きっとまだまだ大きくなるでしょうし、まだまだ素晴らしい景色を見せてくれるのだと信じています。

 

だって彼女らは”むてき”なんですから。

 

 

 

 

 作詞・作曲・編曲 : 浅利慎吾

 

 

 

 

 

インディーズ/地方アイドル楽曲部門

 

  • 5位:アイム・アフター・タイム / フィロソフィーのダン

 

FUNKY BUT CHIC

FUNKY BUT CHIC

 

 

 

まさかまだこの曲調を継ぐものが居るとは。

 

 

東京女子流や、Especiaがアイドル界から旅立った今、その座を継いだのはフィロソフィーのダンスでした。

こういったアーバンを感じる曲調はグループを選ぶと思ったのですが、逆に女子流やEspeciaと違ってコンセプトを固めきってないので聴く人を選ばないポップ感が出てこれはこれでいいです。

 

そして「哲学的マリチチ」は今年一番のパンチライン

 

 

 

 

作詞:ヤマモトショウ

作曲・編曲 : 宮野弦士

 

 

  • 4位:IN THE CITY / 脇田もなり

 

IN THE CITY (CD+7inch)

IN THE CITY (CD+7inch)

 

 

 

もなりちゃん おかえり!!

 

 

Especia脱退後、まさかのソロデビューでの復活!!

 

Especia脱退の経緯がちょっとアレだったし、実質グループのエースだったもなりちゃんがこのまま表舞台から離れてしまうのは至極残念だったのですがこうして戻ってきてくれた嬉しみ!!

曲調もEspeciaに近いんですが、よりポップに落とし込んでいてもなりちゃんの可愛らしい声質にぴったりな最高の出来だと思います。

 

大阪在住での活動なので、活動の幅はさほど広くならないと思いますが、もなりちゃんの歌声が聞けるだけで幸せ。世界に感謝。

 

 

 

作詞・作曲:はせはじむ

編曲:新井俊也、はせはじむ

 

 

 

 

Funny Bunny

Funny Bunny

 

 

 

きみの夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ

 

風の強い日を選んで 走ってきた

 

 

言わずと知れたthe pillowsの名曲をアイドルネッサンスがカバー。

 

印象的なサビのフレーズを冒頭から、石野理子が歌い上げるその様でこの曲が最強だということを教えてくれます。

もうそれ以上でもそれ以下でもないアイドルネッサンスという存在。

自分よりはるか年下の少女たちに教えてもらうことはまだまだ多く、それはかけがえのない事だと知らせてくれる。

それを知るために、その景色を見るためにまだまだアイドルネッサンスから手を離しちゃいけない気がしてならないのです。

 

 

 

 

 

作詞・作曲:山中さわお

編曲:イイジマケン

 

 

 

sora tob sakana

sora tob sakana

 

 

 

 すごくないですか、この曲。

 

 

まずもうYouTubeで公開されたインストVer,の動画だけでエグい。

これだけで白飯5杯は食えるレベル。

 

 

 

 

 

 マスロックというジャンルをアイドルソングに昇華させた照井順政がスゴいのは確かなんですけど、この「広告の街」という曲に関してはその極たるものだと思います。

 アイドルソングというジャンルを無視するに等しいようなアレンジなのに、彼女らが歌い、踊るだけでそれがアイドルソングに変化してしまう。

 そのギリギリのラインを攻めたような名曲に仕上がってる奇跡の楽曲なんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

作詞作曲・編曲:照井順政

 

 

 

 

 

 

 

 ダントツ。

 

 

 

 
3B juniorというスターダスト所属のアイドル研修グループ内で結成されたマジェスティックセブンの楽曲「未知とのSo Good!! 」が1位ということで。

 

正直アイドルを追っている立場としてひとつ決めてたことがあるんですけど、それは

「研修生は追わない」

という事。

 

まあ理由としてはそこまで追ったらキリがないというのと、

年齢的にそこまで行くとヤベえだろというある種自分にかけたブレーキなんですけど。

 

ただそれをひょいと飛び越えるだけの魅力とセンスをこのグループ、この楽曲に感じたことは事実なんですよね。

 

そもそもマジェスティックセブンが「宇宙船」というコンセプトを軸としたグループで、この「未知とのSo Good!!」もそのコンセプトをなぞった楽曲になっています。

 

 

深呼吸

グラウンドの空 仰いでみれば

ああ なんて広い宇宙

悩みなんてちっぽけなもんだ!

 

 

 

未知とのSo Good!それはスタートライン

新しいって何だかんだワンダー

未知なる道 進むためのヒント教えて

 

 

 

この次に発表された「友情のPlanet」もコンセプト、曲調を次いで素晴らしい出来になっているので、楽曲派はもちろん、そうでない方も注目出来るグループだと思いますよ、マジェスティックセブン。

 

 

 

 

 

作詞:MEG.ME

作曲・編曲:吉田哲人

 

 

アルバム部門

 

  • 3位:METAL RESISTANCE / BABYMETAL

 

Metal Resistance

Metal Resistance

 

 

 

 世界が認める名盤。

 

 

まあここまで世界から注目されて、関わる人達も世界クラスのビッグネームになってくると、こんな最高のアルバムが出来るのもわけないなって言う感じなんですけど、その中でも自分が評価したいのは「META!メタ太郎」という曲をぶち込んできた事。

 

メタルアルバムとして振り切るなら「Road of Resistance」みたいな曲が活きるし、アイドルアルバムとして振り切るなら「あわだまフィーバー」や「ヤバッ!」のような曲が活きる。

だけどBABYMETALの形として、メタルアイドルとしての姿勢として「META!メタ太郎」という曲をこのアルバムに入れてきたことは必然だと思うし、そうでなきゃBABYMETALは面白くないと思います。

 

「KARATE」のちょいダサな感じや、「シンコペーション」の泣きメロも素晴らしいし、もうこのままどんどん舞台を髭て欲しい。走り続けられるところまで突っ走って欲しいというのが本音です。

 

 

 

 

 

 

  • 2位:CARTA / Especia

 

CARTA(DVD盤/初回盤/DVD付)

CARTA(DVD盤/初回盤/DVD付)

 

 

 

こんなにEspeciaらしくて、Especiaの魅力が詰まったアルバムなのに。 

 

ちょっとネガティブな発言が多くなるかもしれませんが、最高のアルバムなんすよ、これ。

このアルバムの後に、脇田もなり、三ノ宮ちか、三瀬ちひろの3名が脱退、グループは東京を拠点に新メンバーを加え活動再開するわけですが、オール英語詞、過去曲もリアレンジし直すなど、かなりの大型路線変更。

正直、この路線変更にかなりゲンナリしちゃったんですよね。

 

ただ、路線変更前の、5人体勢での最後のアルバムとなったこの作品マジで最高なんですよ。

Especiaの魅力が詰まった、入門編にもおすすめできるような名盤。

特筆したいのは「Interstellar」「Fader」「サタデー・ナイト」で導入されたラップパート。

もともと歌唱メンではなかった三ノ宮ちか、三瀬ちひろが活きる素晴らしい起用法だったのにこのアルバムを最後に卒業…。

 

語れば語るほど悲しいエピソードだらけですが、マジでこのアルバム最高なんすよ…(3回目)。

他人に勧めるときはネガティブな話は一切なしで勧めような!!

あと1曲目の「Clover」はEspeciaの魅力がいまいち伝わらないから2曲目から聴いてくれな!!(最後までネガティブ)

 

 

 

 

 

 

穴空

穴空

 

 

 

 もうここまで名盤出されたら言ってもいいでしょう。

 

 エビ中のアルバムにハズレ無し!!

 

 

前作の「金八」、前前作の「中人」共に名盤だったわけなんですが、

今作「穴空」もそれにも負けない名盤!

今作の白眉なところは、Interludeの楽曲やコントがとにかく秀逸。

 特に1曲目に収録された「埋めてあげたい」は流石土屋亮一といったような寸劇で、エビ中メンバーの幅の広さを感じさせるような出来になっています。

 メンバーの平均年齢も上がり、リアル中学生不在というヘンテコなグループになっても、楽曲から感いられるキラキラ感は失われておらず、むしろ「面皰」や、「ポップコーントーン」などの曲は今までのエビ中楽曲の中でも群を抜いて可愛らしい曲だし、「全力☆ランナー」での杉山勝彦とのタッグでは甘酸っぱい中学生ラブソングをまだまだ歌い上げられる圧巻のエビ中節。

 

 まだまだ彼女たち、味が出ますよ。楽しみです。

 

 

 

 

 

推し箱部門

 

 

今年もなんだかんだあったけど私立恵比寿中学で。

ひなたとぽーちゃんの回復を祈るばかりです。

 

 

 

 

では1週間後のハロプロ楽曲大賞で会いましょう。

 

したっけ!